【新型コロナウイルス】小児・妊婦に関する情報

小児科オンライン・産婦人科オンラインの業務委託をしている株式会社Kids Public様より、
お子様・妊婦の方向けの新型コロナウイルスの情報をいただきましたのでマルハン健康保険組合加入者の
皆さまにお知らせいたします。
小児科オンライン(https://syounika.jp/lp/kenpo/maruhan
「小児科オンライン」サイトバナー
産婦人科オンライン(https://obstetrics.jp/lp/kenpo/maruhan

上記のサイトにおいて、小児科医・産婦人科医に新型コロナウイルスについてご質問もできますので、
お困りのことがございましたら是非ご利用ください。


【新型コロナウイルス 】子どもたち、妊婦に関して2020年2月26日全文

2020 年 2 月 26 日

株式会社 Kids Public

代表/小児科医橋本直也

新型コロナウイルス:子どもたち、妊婦に関して

(2/26 午前時点での情報)

新型コロナウイルスに関するニュースが日々流れています。目に見えない敵はみなさん当然
不安になると思います。今回は、特に子どもたちや妊婦に関する情報をお伝えできればと思います。
今回のコラムはあくまで現時点での情報です。日々新しい情報が出ますので、最終的には最新の
知見をご参照ください。

【子どもたちに関して】

2/14 時点の中国 CDC の発表※1 では、確定診断のついた44,672 名の中で、0-9 歳 は416 名、
10-19 歳は 549 名でした。20 歳未満の合計 965 名は全体の中で2.1%を占めるにすぎず、
全確定例の中で小児の新型コロナウイルス確定例は頻度がまれ、ということになります。
さらに、同じ報告の中で、死亡率が示されており、0-9 歳では 0 名、10-19 歳では 1 名と
なっています。全年齢では死亡率2.3%となっている中で、20歳未満では、0.1%と計算さ
れます。これらの報告が示す限り、新型コロナウイルス感染症は、子どもたちでは軽症で済む
可能性があるという印象です。
なぜそのような傾向がみられているかはまだ不明ですが、その他の感染症でも同様の傾向が
みられることがあります。例えば、みずぼうそうやマイコプラズマは小さい子のほうが
軽くすみます。日本小児科学会も見解を示していますので、参考にしていただければと思います。
(日本小児科学会:http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326)

【妊婦に関して】

日本産婦人科感染症学会の 2/18 時点の見解としては、妊婦はその他の感染症と同じく
重症化のリスクがあると考えるのが妥当としています。一方、妊娠中に感染が確定された
妊婦9例を調査したところ、胎児に感染がおよんだ例はありませんでした※2。

【予防のために日々できること】

手洗い、アルコール消毒、人混みをさける、この三点です。マスクは、感染予防効果は
そもそも低いこと、なおかつ子どもたちは上手に装着できないことも多いので、強い推奨
ではありません。もし、家族の中に咳や鼻汁の症状がある人がいる場合は、その人が他の人に
うつさないためにマスクをつけることには意味があります。また、そうした症状がある人本人の
咳エチケットも重要です。

※1, The Novel Coronavirus Pneumonia Emergency Response Epidemiology Team. The Epidemiological Characteristics of an Outbreak of 2019 Novel Coronavirus Diseases (COVID-19) — China, 2020[J]. China CDC Weekly, 2020, 2(8): 113-122. ※2, Chen, Huijun, et al. “Clinical characteristics and intrauterine vertical transmission potential of COVID-19 infection in nine pregnant women: a retrospective review of medical records.” The Lancet (2020).