風疹の報告数が急増しています

風疹の報告数が急増しています
昨年は2,353例の報告があり、過去5年間では最も多い報告数となりました。今年2月までに、全国の医療機関で風疹と診断された患者数は1029人と、去年の同じ時期の44人の23倍となっています。ピークは春から夏で、さらに多くの方が発症するのではないかといわれています。
患者の70%は20代以上の成人男性 風疹の予防接種を受けていない人が多く、特に30~50代前半の5人に1人は風疹の免疫がないと言われ、感染を広げてしまう恐れがあります。こどもや女性だけでなく成人男性も注意が必要です。
風疹の特徴
■風疹は高熱、赤い発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。 ■風疹はウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどから感染します。 ■特効薬はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。 ■風疹に対する免疫を持たない女性が、妊娠中に風疹に感染した場合、胎児が先天性風疹症候群という病気になることがあり、特に注意が必要です。
先天性風疹症候群とは
風疹に対する免疫を持たないまたは低い抗体価の妊娠中の女性が、妊娠中(特に妊娠初期)に風疹に感染すると、赤ちゃんに白内障、緑内障、先天性心疾患、難聴などの障害が起こる可能性があります。このため、特に妊娠中の方は、家族や職場の人から感染しないように気を付けることが大切です。 なお、妊娠中または妊娠の可能性がある場合、予防接種を受けられません。また、予防接種後2、3ヶ月は妊娠を避けましょう。
妊娠中は特に注意が必要です
妊娠中の女性の4人に1人は、風疹ウイルス対する抗体が不十分という結果が出ています。 妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風疹にかからないように気をつけましょう。
風疹にかからないためには…
■飛沫感染することから、外出後の手洗い、うがいをしっかりしましょう。 ■風疹は発疹出現の7日前から出現後5日間に感染性があるとされています。風疹が診断されたら、感染を持つとされる期間は出勤や登校、外出を控えるようにしましょう。また感染拡大を防ぐためにも、職場や家庭でマスクを着用しましょう。 ■風疹予防には、予防接種(MRワクチン)を行うことが重要です。 ・風疹は定期予防接種の対象となっている病気です。 ・中学1年、高校3年の年齢に相当する方も、定期予防接種が受けられます。 ・風疹にかかったことがなく、これまで予防接種を受けていない場合は、かかりつけ医等へのご相談をお勧めします。
■現在の大流行を受け、東京都を始め、地方自治体によっては予防接種費用を補助する制度がありますので、お住まいの地区の都道府県、市区町村のホームページ等でご確認ください。
 
厚生労働省「ふうしんについて」ページヘのリンク