虫歯になりやすいのは遺伝?

虫歯になりやすいのは遺伝?~
■虫歯は移る病気です
親が虫歯が多いと、その子どもも虫歯が多い場合があり、虫歯は遺伝すると信じている人は意外と多いかもしれません。026385虫歯になりやすいのは遺伝ではなく、赤ちゃんの頃に大人から菌が感染したことが原因です。口の中にはたくさんの細菌が住んでいます。虫歯の原因である虫歯菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。 実は、お父さんやお母さんなど、身のまわりにいる大人によって、赤ちゃんがミュータンス菌に感染してしまうのです。 大人が口をつけた箸やスプーンで赤ちゃんにごはんを食べさせる、固い食べ物を歯で噛んでそれを与えてる、キスをするなど、そこから両親のミュータンス菌が赤ちゃんの口の中に入ってしまい、将来虫歯になる危険性を高めます。 現在、虫歯の人はもちろん、過去に虫歯になったことがある人は必ずミュータンス菌を持っており、その割合は日本人の9割にのぼると言われています。
■虫歯菌に感染させないために
子供への虫歯菌の感染を防ぐには、次のような方法があります。 1)赤ちゃんが生まれる前 お父さん、お母さん、同居する家族の虫歯や歯周病の治療、歯のクリーニングなどの予防処置をおこない、口の中の細菌を減らす。002616 2)生後1歳前後まで 食べ物の口移しや噛み与えをしない。スプーンや箸などの食器は大人と別のものを使う。 哺乳瓶には虫歯菌が増える砂糖の入った飲み物(ジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料など)を入れて飲ませないようにする。 3)1~3歳 食事や間食に砂糖の多く含んだ食べ物はできるだけ食べさせない。また毎日の歯みがき、歯科医院でのフッ素塗布などの予防処置をおこなうようにする。
虫歯菌の感染を恐れて親子のふれあいを控える必要はありません。
スキンシップをはかる前にまず大人の口腔内を清潔にしましょう。歯が生えてきたら、早めに歯ブラシに慣れさせて毎日歯磨きをすることも大切です。